不動産広告で見る駅からの徒歩所有時間は、信号や坂道など、道路状況を考慮せずに一律「1分=道路距離80m」で計算され、秒数は切り上げて表示されることが規約により決まっています。
しかしながら、駅からどれくらいの距離が駅近で、どの程度離れると駅遠扱いになるかについて、具体的な定義は決まっていません。
一般的には、駅から10分以内であれば駅近、10分を超えると駅遠として入居希望者に説明している不動産会社が多いようです。
物件選びのポイントでは周辺環境も重視されますが、ここで言う周辺環境は「買い物の利便性」や「距離の利便性」等が挙げられます。
「距離の利便性」とは、一言でいえば学校、会社、そして駅から近いということです。
上記は環境におけるプラスの面ですが、駅から近いという部分に注目した場合、駅前の繁華街からも近くになるため、騒音や治安の悪さなどマイナス面も気になってきます。
逆に言えば、駅から遠いと上記マイナス面がそれだけ少なくなり、「利便性は劣るが暮らしやすい」といった特徴が見えてくることになります。