出産を機にマイホーム購入を検討する人もいれば、賃貸住宅のまま子育てをする世帯もいると思います。
賃貸住宅での子育ては、当然メリットもあればデメリットもありますので、今回はその両面について検討していきたいと思います。
メリットとしては、子どもの成長やライフスタイルの変化に伴い、住み替えがしやすいことが挙げられます。
子どもが就学前と就学後では、求められる住いの要件は変わり、また就学後も、中学高校と進むにつれ、子ども専用の部屋を用意する必要性が強くなるものです。
全ての要件を満たせる住宅が購入できれば良いですが、事前にどのような要件が発生してくるかは世帯それぞれで変わってくるため、正確に予測することは困難ではないでしょうか。
その点、賃貸住宅であれば、状況に応じて住まいを変えることが可能です。
デメリットとしては、特に小さな子どものうちは、近隣との騒音トラブルが発生しやすいという点が挙げられます。
また、住み替えに伴い、地域で培ってきた人間関係がリセットされます。大人はともかく、就学児童は学区が変われば転校することになります。近所付き合いが希薄になった現代でもこれは寂しさを感じさせるのではないでしょうか。