「怖い間取り」というホラーが話題ですが、ここでは怖い間取りも怖くない間取りも合わせて、通常はあまり見られないちょっと変わった間取りを取り上げていこうと思います。
間取りはそこに住む世帯の家族構成をある程度想定したうえで、周囲の環境等と建築可能な形状を吟味して決められます。
つまりある目的(どのように生活したいか)を達成するために、築条件と折衷しながら、最適と思われる構成を目指して作られるものです。
しかしながら、トイレに行くのに長い廊下を経由しなければたどり着けない間取りはどのような目的からなのでしょうか。
掲載した間取りをご覧いただきたいが、この間取りには「そう簡単にはトイレに行かせない」という意志が読み取れる。しかも通路を物置にして障害物を増やそうともしている。かなり強い意志だ。
部屋数もかなりのもので、一見、田舎にある古い平屋作りの建物と思いきや、なんと2階が存在しするのだ(2階に2部屋あり)。そんなに部屋数が足りなかったのか。
なお、洗面所は脱衣所も兼ねて洗濯機が置ければ便利なので、洗面室は広いとありがたいのだが、こちらの間取りでは、和室(約4.5帖)を一部屋設置するために洗面室の広さを犠牲にしている。そんなに部屋数が足りなかったのか。