木造アパートのメリット・デメリット｜西川口の不動産会社サニーハウスは人気の木造アパートをご紹介 | 川口市賃貸サニーハウス | 不動産を総合的に取り扱う川口市の株式会社サニーハウス | 丁寧に支援

集合住宅でも、特に木造アパートでの騒音トラブルはよく聞く事例です。
木造アパートは鉄筋コンクリート造と比べると遮音性が低く、隣室の生活音の音が伝わりやすい傾向があります。壁や床が薄い場合、掃除機や洗濯機を稼働させると音や振動が伝わりやすいのです。

しかし壁の造りは建物ごとに様々なので、鉄筋コンクリートでも隣室の音が気になったり、きちんと遮音材が導入されている木造アパートではそれほど気にならないといった場合も当然あります。

防音性をチェックするには、実際に内見することが必要です。
部屋内で手などをたたき、反響音がすれば音が外に逃げていないことになるため、一定の防音性は確保されていると判断できます。
また、壁を叩いた時に、軽く響くような高い音がする場合は、防音性が低い壁の可能性があるため、部屋選びの際にはぜひ役立てて下さい

木造アパートはその性質上、気密性が低くなるため、外気の影響を受けやすくなります。
通気性が良いと考えればメリットともなりますが、冷暖房効率は下がるため、冬場や夏場にはどうしても光熱費が高くなる傾向があります。

壁に断熱材が導入されていれば外気の影響は受けにくくなりますが、そうでない場合も対策の方法はあります。
入居後、断熱性の高い厚地のカーテンを掛けたり、あるいは窓ガラスや窓に断熱シート・サッシ用の断熱テープを貼ることで、外気の侵入を防止しやすくなります。

日当りや、部屋が何階にあるかによっても冷暖房効率は変わってきます。
木造アパートは「家賃が安い分、光熱費が高くなっても構わない」と考えを切り替える事で妥協可能な部分とも言えるため、総合的に判断することが必要と言えるでしょう。

木造住宅は他の構造に比べて寿命が短いとされており、築年数が経過していると劣化が目に付くようになります。
木造の全てが耐久性に劣るというわけではありませんが、耐震性や耐久性を重視する場合には、物件の築年数をチェックしておくことが良いでしょう。

重要なポイントは、2000年6月に行われた建築基準法の改正です。
上記改正の主な内容は、木造住宅の耐震性に関する基準の厳格化であり、基礎や構造部から使用する金物まで、建材や工法が細かく指定されています。
木造アパートの耐震性に不安がある場合には、建築基準法の改正以降に建てられたかどうかを判断基準にするのもひとつの方法です。

なお、耐震基準は1971年と1981年、2000年に大きな改正が行われており、特に1981年の建築基準法の改正によって、1981年5月31日までに確認申請を受けた建物は｢旧耐震｣、1981年6月1日以降の確認申請を受けた建物は｢新耐震｣と呼ばれます。
大きな不安はなくとも、耐震性能も部屋選びの一つのポイントとしたい場合は、1981年改正の新耐震基準に適合しているかをチェックしてみてください。

木造アパートは、通気性、吸湿性に優れているため、梅雨時期でもカビの発生が起こりにくい傾向があったり、家賃が比較的安い等のメリットがあります。
特に、好立地の物件を、限られた予算で借りたい場合、木造アパートは第一候補になるでしょう。

小さい子供がいるなどで、どうしても騒音を発生させてしまう場合は別にしても、
現代的な造りのアパートなら、通常の生活をする限りにおいては、わずかな生活音に対して過剰に神経質になる必要はないと言えます。

日本に気候を考慮した場合、木造建築が我々の生活にマッチした建物の造りであることは間違いありません。
鉄筋コンクリートの堅固さを特別に必要としない場合は、ぜひ選択肢の豊富な木造アパートをチェックしてみて下さい。