風水とは古代中国で発祥した環境学であり、経験をもとにした智慧として受け継がれてきました。
「良い気」の流れを部屋に取り込むことで運気を呼び込む技術であり、古くは国を治めるためにも活用されていました。
伝統的な風水は、大きく分けて2つの分野に大別されます。
・陰宅風水:亡くなった人を埋葬するために使う、お墓の風水です。
・陽宅風水:私たちが住む家やマンション、ビルなどが建つ土地、建物の吉凶を看るときに使う風水です。
ここでの話題は、「陽宅風水」になります。
風水的な視点を持つことで生活環境を改善することができ、日本でも多くの人が風水を生活に取り入れています。
例えばが「形殺(けいさつ)」ですが、間取りで形殺があると運気を遠ざけるといわれています。
形殺は、その形から向かってくる殺気のことです。梁(はり)の角等、部屋の鋭角な部位が、居室で座る人に向く位置に合ったり、寝室の枕の位置にあると健康運が下がると言われます。
そのため、梁や鋭角な部分は観賞植物を置くなどで隠す工夫が必要です。