一人暮らし向きのための最低限の間取りはワンルーム(1R)になります。ワンルームは端的に言えば、「居室とキッチンの仕切りがない部屋」のことです。ただしトイレ(と浴室)は通常、仕切られています。
1Kは居室とキッチン(K)に仕切りがある間取りですが、単に壁を一枚挟めば良いだけなので、専有面積としては1Rと同等か、少し広めになる程度の違いです。
1DKになると、ダイニング(D)用のスペース確保が要求されるため、専有面積が一段広くなります。DK部分は4.5畳以上の広さ要件を求められ、これが8畳以上になるとリビング・ダイニング・キッチン(LDK)、つまり1LDKの間取り表記になるわけです。
これらの区分はキッチン該当スペース部の広さによるものになります。居室に関しては広さが要件になるのではないことに注意しましょう。
居室の要件は以下になります。
・採光に必要な窓などの開口部が居室の床面積の7分の1以上あること
・換気に必要な開口部が床面積の20分の1以上であること
・天井高が2.1m以上あること
・居室の床の高さが地面から45㎝以上の高さにある、または床下がコンクリートでできている。